CD DVDのアッセンブル(包装)について

CD DVDのアッセンブルとはメディアやジャケット印刷物などをトールケースやジュエルケースにセットし、包装する作業のことをいいます。CD DVDの包装で主なものとしては、キャラメル包装、シュリンク包装、OPP包装などがあります。

キャラメル包装

キャラメル包装されたDVDトールケース(黒)

キャラメル包装は、文字通りキャラメルやタバコの箱の包み方と同じ包装方法です。キャラメル包装はPケースの包装では最も普及しており、ティアテープと呼ばれる開封用の紐がついているキャラメル包装が一般的です。

シュリンク包装

シュリンク包装されたDVDトールケース・弊社のDVDシュリンク包装は、一般的な形と少し違います

シュリンク包装は専用の機械で、フィルムで商品を覆い加熱することによりフィルムが収縮し、商品の形そのままにピッタリと包装する梱包方法です。ティアテープ付きのキャラメル包装のように開け口がなく完全に密封するタイプの包装です。DVDのトールケースやCDの厚紙ジャケットなどに使われます。CD、DVDのディスクとケースはもともと高熱に弱いので、熱を加えてフィルムを収縮させるシュリンク包装は、熱によりケース自体がフィルムの収縮で曲がりやすいという欠点があります。ディスクの入ったケースに熱を加える包装方法と加えない包装方法では加えない包装方法のほうが安全だといえます。

OPP包装

OPP包装されたCD完全パッケージ(10mmPケース)

他の包装方法としてはPP(ポリプロピレン)フィルムを伸ばした透明な包装素材で包装するOPP包装というのがあります。Pケースやスリムケース、トールケースを包装するのにキャラメル包装やシュリンク包装と同じように使用されています。OPP包装は専用の包装機械が必要ないので、キャラメル包装より簡単な包装といえます。

容量の問題。DVD-5とDVD-9 今後はブルーレイの流れ。

厚さ0.6mmのディスクを2枚貼り合わせた構造になっているDVDディスク

DVDは厚さ0.6mmのディスクを2枚貼り合わせた構造になっています。情報を記録する部分として記録層を1つだけ持っているタイプと二つ持っているタイプがあります。

DVD-5は片面1層式とも呼ばれ、記録層を1つ持つディスクと記録できないダミーディスクを貼り合せて作られおり、4.7GBのデータを記録できます。

DVD-9は片面2層式とも呼ばれ記録層を2つ持つディスクと記録できないダミーディスクを貼り合せて作られており、8.5GBのデータを記録できます。先に記録される層をレイヤー0(L0)といい、後に記録される層をレイヤー1(L1)といいます。

そのほか両面1層式のDVDは記録層を1つ持つディスクを2枚貼り合せて作られており、9.4GBのデータを記録できます。また両面2層式のDVDは記録層を2つ持つディスクを2枚貼り合せて作られており、17GBのデータを記録できます。

これらの2層式のDVDも、昨今主流になりつつHD画質の録画になると容量的にも厳しく、今後は大容量高画質を求める場合に、ますますブルーレイディスクへと移行していくと思われます。弊社ではブルーレイディスク、DVD-9のプレスも受け付けております。お見積り、ご不明な点などございましたら遠慮なくお問合せください。ブルーレイはハードディスクでの入稿、DVD-9のマスター入稿の際はDLTテープでの入稿をお願いしております。

弊社で行うDVDオーサリングについて

DVDオーサリング

お客様からのお問合せでDVDオーサリングに関する対応や価格についてもお問い合わせいただくことがありますが、DVDオーサリングとは編集の終わった複数の映像と音声や文字などを編集してメニューボタンで連動するようにメニュー画面などを制作して一本のDVD-video(ある意味ソフトウエア)を作ることです。市販のDVD-Videoを見てもとてもうまく作られたものや動きのあるものや単純なものなど様々なDVDがあります。

scenarist(シナリスト)を使いオーサリングをしている様子

家庭用のDVDレコーダーやパソコンでも同じようなことはできますが、弊社行うオーサリングは業務用オーサリングソフトとしてScenaristを使用します。お客様の目的や用途に合わせて使いやすいメニュー画面やDVD独自の機能を使ったオーサリングなど、お客様のご要望にお応えできる提案をさせて頂きたいと考えております。

DVDプレスと伴わせてオーサリングも承っておりますのでよろしくお願いいたします。ご不明なことがございましたら遠慮なくお問合せください。価格に関しましてはオーサリングの仕様や長さや入稿形態によっても変わってきますので見積りの際に担当までお問合せください。オーサリング済みマスターDVD-Rで入稿した場合はデータ確認後、プレスにかかりますがオーサリング作業がある場合は、オーサリング終了後に検証盤DVD-Rでお客様にて全編を確認していただき、OKをいただいてからプレスの工程へと進ませていただきます。

CD、DVDドライブの書き込み速度について

市販されているCD-Rの倍速対応表記

CD,DVDドライブには~~倍速という表記があります。

CDの書き込み速度について

CDの場合、当初の規格74分を約74分(650MB)で記録する速度を1倍速とします。

650MB×1024(1MB=1024KB)÷(74分×60秒)=149.9KB

実際の規格では1倍速は150KBを指します。
規格では52倍速が書き込みの最高速度になります。52倍速で書き込みができた場合

650MB×1024÷150÷52倍速 = 1分25秒

1分25秒で書き込みができます。(理論値)

DVDの書き込み速度について

パソコンのディスクトレイに書き込み用CD-Rを乗せた常態

DVDの書き込み速度はCDの9倍と決められています。つまり1350KBです。

1倍速にかかる時間は、片面1層式のDVDでは

4.7GB×1000×1000×1000÷1024 ÷ 1350KB = 56分39秒

となり、56分39秒で書き込めることになります。
規格上の最高速度は16倍速なので同様に計算すると

4.7GB×1000×1000×1000÷1024 ÷ 1350KB÷16倍速 = 3分32秒

となり、3分32秒で書き込めることになります。

実際の書き込み時間について

先程説明したCD、DVDの書き込み速度は理論値です。
実際に販売されているCD、DVDドライブで表記されている書き込み速度は最高値になります。
メディアの書き込みでは内周の書き込み速度は外周の速度よりも遅くなります。

つまり実際は前項で求めた時間よりも多くの時間がかかります。
それに加え、データを書き込む前後にデータを準備する時間、コンペアする場合はその時間が掛かりますので、さらに多くの時間が掛かります。

スーパージュエルボックス

スーパージュエルボックス開いて立てた状態

今回はスーパージュエルボックスを紹介します。

面取りされたスーパージュエルボックスの角部分

CD、DVD用のジュエルケースとして高級感のあるケースで、角はきれいに面取りがしてあり丁寧な作りになっています。色はすべてがクリアで非常にきれいで高級感があります。

サイズバリエーションもスタンダードサイズ、ミドルサイズ、キングサイズと3パターンそろっており、スタンダードサイズは通常のCD DVDのサイズで、キングサイズはDVDのトールサイズの大きさです。ミドルサイズというのはスタンダードサイズとキングサイズの中間のサイズです。

厚さは標準的なスタンダードタイプと2枚組用のフリップタイプとスリムタイプの3種類あります。

スーパージュエルボックスのロゴ部分

もうひとつの特徴はCD DVDのロゴがケースにはいっておらず、Super jewel boxのロゴが入っているだけなので、CD DVDのどちらにも使用できます。通常のケースと比べると若干価格は高くなりますが、高級感のあるクリアーなケースをよろしければご利用ください。

オートラン(Auto Run)CDの作り方 ウィルス感染にも要注意!

オートラン(Auto Run)とは

オートランとはCDの挿入と同時にプログラムを自動再生する機能のことです。オートランCDとは、CD-ROMをドライブに挿入したら自動的に再生するCDです。市販のソフトや雑誌のCD-ROMによく使われています。

例えばインストールCDなどのCD-ROMは挿入しただけで自動的にインストールが始まります。これはユーザーがクリックして開始しなくてもWindowsが自動的に処理してくれるからです。

オートランCDの作り方

インストールCDのフォルダにautorun.inf というファイルが必要です。例えば、インストールCDのフォルダにあるインストーラsetup.exeを自動的に起動するには、テキストエディタで下記のような内容の autorun.inf を作成し、ルート(一番上の階層)に保存します。作ったアイコンも一緒に同じ階層に入れます。

メモ帳に簡単なプログラムを書き込みます"
テキストエディタに
[autorun]
open=setup.exe
icon=icon.ico
と記載します。

名前をautorun.infにして保存します
名前をつけて保存します。

アイコンのファイルとプログラムを書いたファイルを一番上の同じ階層に保存します
ファイルをすべて同じ階層に保存します。

後は、setup.exeとautorun.inf をライティングソフトでCD-Rに焼いて完成です。
アイコンが不要な場合は「icon=icon.ico」を削除すればOKです。

オートランウイルス

オートランウイルスに感染しているかもしれないUSBメモリに注意

オートランウイルスとはWindowsのオートラン(自動起動)を悪用して感染するウィルスのことです。例えばオートランウイルスが埋め込まれたCDをドライブに挿入したり、感染したUSBメモリなどを接続すると、ウィルスの実行ファイルが実行され、自動的に起動してウイルスに感染してしまいます。

これらはウィルスに感染したPCが自動的にautorun.infを書き換え、ウィルスの実行ファイルを保存することによって、他のPCにメディアを挿入した時感染してしまいます。CD-Rのような書き換え不可なメディアは感染しにくいです。主にUSBメモリで感染が増えます。

オートランウイルスの感染予防法

オートランウイルスはUSB機器などを媒体として感染を拡大するウイルスです。予防法としてはWindowsのオートラン機能を無効にすればオートランウイルスが勝手に起動することはなくなるため、オートランによるパソコンへの感染を防ぐことができます。

オートランによる自動実行機能を一時的に無効にする方法は、CDをドライブに挿入するときやUSBメモリをパソコンに接続するときはshiftキーを押しながら行います。また開くときはマイコンピュータから開くとオートランにより自動実行されてしまうのでエクスプローラーから開くと自動的に感染することはありません。

しかしこれらの方法はオートランを阻止するだけで、感染しているメディアを接続することに変わりがありません。根本的な解決になりませんので、「USBメモリは極力避ける」「ウィルスソフトをインストールし、ウィルス定義を最新のものにする」を徹底することです。

DVDエンコード方式 ~圧縮形式MPEG2

エンコード

エンコードとは、あるデータを一定の規則に基づいて符号化することです。一般的にはデータ量を少なくするため、エンコードします。映像の場合、配信方法により決まった映像方式があるので、そのフォーマットに基づいた形式にエンコードします。ほとんどの映像フォーマットは不可逆式の方式なので、エンコードを行うと一般的に画質は劣化します。

また画質の向上のため、ノイズ除去やその他処理を行いエンコードする場合もあります。この場合、画質が向上しているように見えますが、オリジナルデータからはデータが劣化しています。(データは劣化するが、画質は向上する。)

エンコード方式としては、DVD用のMPEG-2ファイルの作成やインターネットで配信するためのフラッシュビデオ(FLV)やWMV、MOVなどがあげられます。

ビットレート

映像ビットレートとは、1秒間あたりの映像自体のデータ量のことで、単位はbps(bit per second)です。1秒間の映像にどれだけの情報がつまっているかという単位で、同じ映像フォーマットを使用している場合、情報量が多いほど高画質になります。

デコード

デコードとはエンコードの反対の意味で、エンコードされたデータを元に戻すことです。エンコードされた映像データは圧縮されているので、解凍する作業のことがデコードに当たります。

デコードを行うにはソフトで行うソフトデコーダーとハードで行うハードウェアデコーダーがあります。前者は主にパソコンや携帯電話などで映像を再生する時に使われます。後者はDVD再生機など家電に内蔵されます。

ハードウェアデコーダーはそのために開発された機材なので安定して映像出力を実現します。高価なパソコンや携帯電話の場合ハードウェアデコーダーが付いている場合もあります。

MPEG-2

現在広く普及しているDVDでの映像や音楽の再生を目的としたデータ形式です。MPEG-1に比べ高画質です。DVD-Video規格で使用できるMPEG-2の最大ビットレートは9.8Mbpsまでです。

FLV

Flash Playerというプレイヤーがインストールされているパソコンで視聴が可能なインターネットで配信するための動画形式です。この形式の最大のメリットはWindowsやMacのパソコンの違いに左右されず、Flash Playerがインストールされているパソコンであれば動画を視聴できます。

最近AppleはFlash Playerに消極的なので注意が必要です。

WMV

WMVとはWindowsMediaPlayerというプレイヤーがインストールされているパソコンで視聴することが可能な動画形式です。この動画形式はWindowsのパソコン利用者に多くに利用されます。Macintoshのパソコンでアクセスした際には、視聴できない場合があるなどのデメリットがあります。

DVD 2つの入稿メディア ~DVD-R DLTテープ

オーサリングの作業の最終段階の作業で完成したデータの入稿メディアはDLTやDVD-Rがあります。

プラントダイレクト(Plant Direct) とは

scenarist(シナリスト)を使いオーサリングをしている様子

プラントダイレクトとは、オーサリングソフト【シナリスト(Scenarist)】のプラグインです。シナリストは最も一般的なプロ用DVDオーサリングソフトです。

通常コピーガードやリージョンコードをDVDに付加しようとするとDLTテープでの入稿が一般的でした。しかしシナリストのプラントダイレクトの機能を使用すると、コピーガードやリージョンコードのデータをハードディスクに書き出せます。一旦ハードディスクに出力したデータはDVD-Rなどのメディアを使って入稿することが可能になります。
プラントダイレクトのメリットとしては高価なDLTを必要とせず、安価なDVD-Rを使用でコスト削減に効果を発揮します。

DLTとは

DLTとは最大220GBまで記録できる磁気テープです。以前はDVD-Videoの入稿メディアはこの方式が多く、当然コピーガードやリージョンコード、片面2層式などの情報も記録できます。オーサリング後の出力方法としては一般的で安全ですが、価格が高く一部製造中止になった商品もあり、最近ではDVD-Rやプラントダイレクトで出力したDVD-RをDVDプレスのマスターとして使うことも増えてきました。

DVD-Rとは

4.7GBのデータを記録できるメディアで、オーサリング後のマスターとしての出力としては特別な機能を必要としない場合使用されます。片面2層式のDVD-Rなども発売されておりますが、これはマスターとして使用できません。

コピーガードやリージョンコードのデータを書き出すことができないので、こうした用途が必要な場合はDLTまたはプラントダイレクト機能を使用する必要があります。

マスターCD、マスターDVDの書き込み方式について

ディスクアットワンス

ライティングソフトnero(ネロ)のDAO(ディスクアットワンス)設定画面

ディスクアットワンスとはCD-Rにデータ書き込みをする場合の書き込み形式のひとつです。処理の最初から最後まで一時的に停止したりせずに、1枚のメディアに1回の書き込みでデータの記録を完了する書き込み方法です。1回の書き込み以降は追記ができなくなります。もっとも汎用性が高く、互換性もある形式となりますので、安定したマスターの品質にはこの方法で作成します。

CDプレスのマスター入稿の際は、このディスクアットワンスの形式でお願いいたします。

トラックアットワンス

ライティングソフトnero(ネロ)のTAO(トラックアットワンス)設定画面

トラックアットワンスとはCD-Rデータを書き込みをする場合の書き込み形式のひとつです。 ディスクアットワンスとは違いトラック単位で書き込むタイプで、後から追加書き込みが可能です。このトラックアットワンスという書き込み形式はトラックとトラックの間にリンクブロックという継ぎ目ができます。音楽CDを作成するときにトラックアットワンスで書き込みを行うとリンクブロックのところでノイズが発生し、CDプレスのマスターとしては向いていません。

マスターの入稿で受け付けできるのは、ディスクアットワンスの形式のマスターのみですのでご注意ください。

トラック

ライティングソフトnero(ネロ)のトラック設定画面・CDの場合ひとつの曲につき、1トラックを使用します。

トラックとはCDへの書き込みをする際に基本となる記録単位のことです。たとえば音楽CD(CD-DA)はひとつの曲につき1トラックを使用します。1枚のCDには最大99トラックまで作成することができます。また、パソコン用のデータCD(CD-ROM)はひとつのトラックにすべてのデータを書き込みます。

ファイナライズ(ディスクを閉じる)

ファイナライズとはCD-R  DVD-Rなどの記録メディアにデータを記録したとき、記録を行った機器以外のプレーヤーでも再生できるようにするための最後の仕上げとなる作業です。CD-Rを焼くソフトでは「ディスクを閉じる」など表現されることがあります。

CD-R  DVD-Rは一度ファイナライズを実行すると解除することができず、データの空き容量がどれだけ残っていてもそれ以上の追記をすることができなくなります。

プレスを行う際はファイナライズができていないマスターではスタンパー作成ができないのでご注意ください。ディスクアットワンスで作成したディスクは自動的にファイナライズ処理が行われています。

DVD 3つの音声方式 

ドルビーデジタル、DTSともに音声圧縮の技術の一つで、音声データをDVDに記録する際にデータ信号を圧縮し再生時にデコーダ(圧縮したものを元に戻す)を使い再生する技術です。

ドルビーデジタル

DOLBY(ドルビー)のロゴマーク

米ドルビーラボラトリーズが開発した音声圧縮技術で、高圧縮(リニアPCMに比べ約1/10)で5.1チャンネルを実現します。非可逆圧縮なので元のデータから若干劣化します。

DVD標準音声なのでほとんどのプレーヤーで信号出力ができます。

DTS (digital theater system)

DTSのロゴマーク

DTSとは、米デジタルシアターシステムズが開発した、マルチチャンネル方式のデジタル音声システムのことです。DTSでは、5.1チャンネルの帯域を使用して、臨場感のあるサウンドを再現することができます。もともとは劇場用のサラウンドシステムとして開発されたもので、DVD-Videoでも採用されています。

DTSと同様に5.1チャンネルのドルビーデジタルのシステムと比べると、DTSの音声データは低圧縮(1/4)の可逆圧縮ため、音の再現性に優れており、原音に近い音質を保てます。

その反面、より多くのデータ容量を必要とし、コスト面では割高になります。

リニアPCM (Linear Pulse Code Modulation)

リニアPCMとは録音した生の音声データの音声方式です。圧縮されていないためデータ量が大きいので2チャンネルが主流です。音楽CD(CD-DA)のデータはリニアPCM方式を採用しています。他にDVDオーディオ、一部のDVD-Videoで用いられる音声方式の一種です。非圧縮音声なので音質の劣化やダイナミックレンジの低下がありません。

5.1チャンネル

5.1チャンネルの前方正面、前方左右、後方左右に配置されたスピーカーと、サブウーファーの配置図

5.1チャンネルとは、6つのスピーカーによって聴く人を取り囲むように音を再生する音響の構成のことで、音の立体感が増し、臨場感のある音響を楽しむことができます。20Hz~20kHzの帯域のステレオスピーカーを前方正面、前方左右、後方左右に配置します(5チャンネル)。これに加えて中低音を強化するために120Hz以下のサブウーファーを置きます。サブウーファーは帯域幅が制限されるため通称で0.1チャンネルと数えられます。合計で5.1チャンネルとなります。

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